ベト病からブドウを治療!私が選択した農薬

葡太郎です。前回ではボルドー液防除に失敗してベト病が発生したと書きました。

生活がかかっているのでこのまま放置という訳にはいきません。

ベト病を甘く見ると、葉だけでは済まずに果房にまで浸食され葡萄の品質が悪くなってしまいます。特に今回はまだ結実する前という早い段階で発生してしまいました。これまでの経験上、着色が始まってトップワイヤー付近(農薬がかかりずらい)位置に少しあるくらいであれば見逃していたのですが。

葡萄のベト病治療に散布した農薬

私は以下のを1週間間隔で散布しました。

・レーバスフロアブル

・ランマンフロアブル

・ホライズンドライフロアブル

・リドミルゴールドMZ

そうしたところ、葉っぱ裏についている胞子が消えました。

葉っぱの表面。ベト病が進行しているが
葉っぱの裏面。胞子が消えています

1回治療薬を散布して一発で消えるというよりは徐々に消えていったという感じです。

この中でもとくにリドミルゴールドMZは効果が高かったように感じます。(個人の所感です)

ベト病治療に効果のある農薬

治療には浸透性のある農薬を使うのが鉄則です。ですが、連続使用をすると耐性菌が発生するのでコード違いのものを使うと良いと思います。コード別に以下にまとめましたので参考にしてみてください。

・FRACコード11、QoI殺菌剤→アミスター10、ストロビーフロアブル

・FRACコード21、QiI殺菌剤→ランマンフロアブル、ライメイフロアブル

・FRACコード27、シアノアセトアミドオキシム→ホライズンドライフロアブル、ベトファイターの一部成分

・FRACコード40、CAA殺菌剤→レーバスフロアブル

・FRACコード4、PA 殺菌剤→リドミルゴールドMZの一部成分

梅雨明け後にはそれことボルドー液といった耐性菌出現しにくい農薬に切り替えていこうと思います。

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