畑で作業をしていると鳥の巣が見つかりました。
知人に確認したところ、ヒヨドリの卵らしいです。
近年、鳥によって葡萄が食べられる被害が増えていて、ヒヨドリも葡萄を食べにくる一種です。
その片棒を担いでいたなんて・・というか食糧のすばで子供を育てるなんて頭良すぎるだろう!
ヒヨドリによる被害の実態
まずは、ヒヨドリが引き起こす被害についておさらいしましょう。
- 被害の時期: 特に収穫期(8月~10月頃)に被害が集中します。
- 被害の内容: 熟したブドウをついばみ、商品価値を下げます。また、糞や羽根でブドウを汚染することもあります。
- 被害の範囲: 一度に大量に食べるわけではないですが、広範囲に被害をもたらすことがあります。
効果的な防鳥対策
ヒヨドリ対策には、いくつかの方法があります。
- 防鳥ネット:
- 最も効果的な方法の一つです。
- ネットの網目が細かいものを選びましょう。30㎜以下で効果があります。
- ネットを張る際は、隙間ができないように注意しましょう。特に下や上です。
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- テグス:
- 目に見えにくい糸を張ることで、ヒヨドリの飛来を妨げます。
- ネットと併用すると、さらに効果的です。これは棚栽培の方向けです。
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- キラキラテープ:
- 光を反射するテープを吊るすことで、ヒヨドリを威嚇します。
- 風になびくことで、より効果を発揮します。ないよりはあった方がいいかくらいです。
- これ単体で防ぐのは難しいです。
- 防鳥音:
- ヒヨドリの嫌がる音を発することで、近づけないようにします。
- 定期的に音を変化させると、効果が持続します。ガス式ではなく電池式のものがあり、以前より設置は楽になりました。
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- 天敵の模型:
- タカやフクロウなどの模型を設置することで、ヒヨドリを威嚇します。
- 定期的に設置場所を変えると、効果が持続します。
- ないよりはあったほうがいいかくらいです。
私が実際に試した対策と効果
私は、上記の対策の中から、防鳥ネットとテグスを組み合わせて使用しています。
- 防鳥ネット: ブドウ棚全体を覆うように、しっかりと張っています。
- テグス: ネットの上部や側面に、数本ずつテグスを張っています。
この対策を始めてから、ヒヨドリによる被害は大幅に減少しました。特にネットは最強ですね。
ただ、防鳥ネットは高価で設置や片付けも大変でさすがに全部を覆うことができませんでした。
少しくらい食べられてもいいか~という品種はテグスを片側2段張りくらいにして張っています。
それと重要なことに畑周辺の立木を切り倒すことです。鳥は一旦立木に隠れてから葡萄めがけて飛んできます。隠れ家を一掃しましょう。
まとめ
ヒヨドリによる被害は、農家にとって深刻な問題ですが、適切な対策をすれば、被害を最小限に抑えることができます。